中古物件が瞬間蒸発!?!八ヶ岳の移住の最前線から
こんにちは、八ヶ岳南麓との二拠点生活を2年間経験しましたこめこです。
我が家では昨年から、リモートワークになったためついに都会からの引越しを検討しはじめました!
行き先は、もちろん八ヶ岳、そして北海道も候補に入れています。はい、夏の涼しさを求めております^^
候補地としては、八ヶ岳は住んだ経験があるのが一番大きく、その立地も魅力的です。
何か会社の用事などで東京方面に行くとしても、2時間弱で到着するアクセスの良さが抜群にいいですよね!
住環境(眺めや空気も別格)、食事事情(レストランも充実!)、新鮮な食料品(野菜も栄養がつまっていて美味しい)も申し分ないですし、何より過ごすだけで気分がいいというのが大きいです。
人によっては都会にいるとワクワクしてアドレナリンが出る!という人もいると思いますが、私の場合は八ヶ岳などの山の方にいくとホッとします〜。
それぞれ人には、なぜかホッとする場所がありますね!
というわけで、今年(2023年)の8月から9月にかけて、何回かにわけて現地に内見に行ってきました。
すると、行くまではわからなかった驚くようなことが起こっていたので、これはブログに書かなくてはと思った次第です。
それでは、八ヶ岳の移住事情「中古物件編」、いってみましょう!
現在の八ヶ岳移事情。物件探しに変化あり!こんな物件が大人気。
私たちは、八ヶ岳で中古で住める住宅を探していますので、内容は中古市場に限って書いていきます。
まず結論から書いてしまうと、「思っていたより100倍?、物件の売買の流れが早くなっている」ということです。
タイトルでも書いた通り、良い物件は「瞬間蒸発」してしまっています。
ただ、全ての物件ではなく、以下のような物件にその特徴が激しくでていると感じました。
発見したポイントは10項目以上ありますが、あまりにも長くなりそうなので、今回は4項目だけ詳しく書いてみたいと思います。(残りは後日書いていきます)
- 築20年くらいまで
- 内部を綺麗に使っている(前住人さんが綺麗好き)
- 築20年超えていても水回りを中心とした設備が新品もしくはほぼ新品
- テラスや屋根など、外部のメンテナンスが済んでいる
このような物件で、価格が2000万台前半までか、2000万以内の物件は、一瞬で買付が入っています。
わたしたちが経験した八ヶ岳物件の「瞬間蒸発」エピソード
八ヶ岳での内見を何回かこなし、結局これという物件に出会えず、東京で毎日検索サイトをチェックする日々。
ある日、立地、価格、広さ、駐車場、など、「これこれ〜!」という希望に叶う物件が出てきました。
すぐに不動産屋さんに電話したところ、「明日から内見開始ですので、是非見にきてくださいね」ということ。
翌日の午後の内見予約をいれ、周辺環境など現地でないと分からない、チェックしたいところをリストアップ。
はりきって、夫も翌日の午後休みをとり、翌日お昼に新宿から特急電車「あずさ」に乗り込みました。
出発間際の3分前、ふとスマホを見ると・・
「今日先程内見した方が買付をいれられましたので、今から内見されると二番手になりますが、どうされますか?」
というメッセージが!!
すっかり内見する気分で、あずさ車内にお菓子や飲み物を広げて、ゆったりしていた私たちは、発車2分前に超高速で帰り支度をして、電車から脱兎の如く脱出?しました。
そう、皆さん「これ!」という物件にあったら、即断即決で買付を入れるようなのです。
これいいなあ〜という物件があったら、数日後にはもう買付が入っているかもしれない、それが今の八ヶ岳の中古物件事情なのですね。
八ヶ岳で人気の中古物件の特徴は?いくつか紹介していきます
なぜこんなに人気が集まるのか、数十件内見をした経験から、項目をひとつずつ見ていきたいと思います。
(あくまで私の主観によるものなので、ご承知おきください!)
築年数は、20年くらいまでがコスパ良くGood!
八ヶ岳では、もちろん新築も売り出されていますが、平米数でいうと50平米前後の平屋、価格は3000万円を優に超えてきます。
首都圏から比べると割安と思えるかもしれませんが、ネックに思えるのが、建築業者さんが建てる「場所」。
土地代が比較的お安めの場所(=景観があまり望めない林にポツン・・など)にある場合が多いようです。
そして、もう一つネックが「広さ」の面。
20数年前に建てたいわゆる別荘は、やはり自然の中でゆったり過ごす目的が大きかったはずなので、特にリビングを大きくとっている住宅が多いです。
リビングだけで20平米以上あるお宅もざらにありますので、そういったお宅と比べると、今の新築物件で3000万台のものは、リビングも首都圏のマンション程度となり、少し手狭に感じてしまいます。(あくまで個人の意見です)
というわけで、新築で3000万台の家より、2000万台までで20年落ちの中古がコスパの良さで人気が集まっていると思われます。
ただ、中古だど、物件の状態によっては購入後にメンテナンスが発生する場合もありますね。
その費用と、メンテ中に住めない期間の事も計算しての購入が必要になってきます。
対して新築だと、防寒対策(ペアガラスや断熱材、基礎の部分等)が最新のものであるため、しばらくはメンテをする必要がないのがメリット。
「多少狭くてもすぐ綺麗な家に住みたい!」なら新築ですし、比較的よい立地の物件自体をコスパ良く買って、メンテして住むなら中古になりそうです。
もちろん、金額と時間の縛りがなければ、新築で好きな場所に一から立てるのもアリですね!!(羨ましい・・・遠い目)
築年数が経っていても、内部を綺麗に使っている物件(前住人さんが綺麗好き)
前の住人さんの管理や清掃次第で、物件の状態は全く変わってきます。
床の傷の状態、キッチンの使い込み具合、壁紙、窓のサッシなど、一つとして同じ状態のものはなく、たとえ30年近く使われていても、綺麗な物件もたま〜にあります。
また、八ヶ岳では別荘利用の方が今まで多かったため、定住せずに時々の利用の場合もあります。
家自体は、使わなければ痛みが早くなると言われますが、使っている時にきちんと掃除やメンテナンスしていたかで全く違ってきます!
写真だと綺麗に写っているけど、実際に見ると薄汚れた感じがする・・という物件もあるので、”後悔しないためには、内部の状態はできれば細かくチェックする”のが好きな人と一緒に行くのがいいですね。
我が家の場合だと、夫はあまり細かく見ないので、私がひたすら家に這いつくばって?チェックしております。
あとは、不動産屋さんに、「前の方はどのくらい使っていたか、どのように利用していたか」(別荘利用、定住)を聞くと、より状態が分かりやすいかと思います。
築20年超えていても水回りを中心とした設備が新品もしくはほぼ新品
中古物件は、20年〜30年を超えたものも数としてはかなり出てきていいます。
1990年台に別荘として建てられたものを、建てたオーナーの方か、その次のオーナーの方が売られているものですね。
部屋自体を綺麗に住んでいたとしても、やはり設備類はどうしても古くなってきます。
そこで、水回りなどを中心に綺麗に、今風に変えると、古さが吹き飛んで部屋の中が明るく、生き生き見えてきます。
同じくらいの年数の他の物件と比べると、頭一つ抜きん出て見えてきます。
昔オーダーしてこだわってお金をかけた設備より、汎用性のある現代の設備の方が、使う人にとってはありがたいところ。
買う方にとってはお金もコストも削減できるので(もちろんある程度物件価格に上乗せされていますが、その上でもお買い得物件はあります)、立地や間取りなど他の条件が有利であれば、結構人気がでてくる物件のタイプです。
テラスや屋根など、外部のメンテナンスが済んでいる物件
上では主に内部のメンテナンスについて書きましたが、外部のメンテナンスも超重要!
むしろ、金額的にはこちらのほうが大きくかかりますし、なんといっても八ヶ岳はそれなりに雪も降り、冬の寒さは本格的なストーブが不可欠なほどなので、
外からの影響はきちんと防いであげないと、生活の質が下がってしまいます。
チェックポイント:屋根&テラス
屋根については、「化粧スレート」(セメントが主材料、板状の屋根)と「ガリバリウム鋼板」(アルミニウムなど数種類の素材をメッキ加工した板状)などの屋根を見ましたが、どちらも耐用年数は大体30年くらいのようなので、建てた当時のままにしていると古さも目立ち、のちのち雨漏りすることも考えられます。
実際に、部屋の一部が雨漏りしているという物件も見ましたが、そのせいか広さや立地の割に非常に安く売り出されていました。
次にテラスについても要チェックです。
八ヶ岳の一戸建てでは、テラスを設置しているお宅が非常に多く、塗装がはげているものから、朽ちかけている(!)ものまで色々な状態なものが。
物件の写真に、メンテナンスできていないテラスが写っていると、他の物件と比べて優先順位がグッと下がりますね・・。
修理費用も忘れずに!
テラスは、広さにもよりますが、数十万で可能かと思いますが、屋根は100万円は超えてしまうようです。(自分でやる・・いや無理ですね^^)
平屋だと屋根自体の広さがあり、二階建てだと足場をそれだけ多く設置する必要が出てくるので、そこで値段があがってきます。
なので、メンテナンスが済んでいる物件だと、それだけ買う側が後々のコストを考えなくて済むので、ぱっと目をひきますね。
というわけで、残りの項目については、後日別の記事でまとめていきますので、良かったらまた覗いてみてくださいね!
一通りやってみて分かった、中古物件の探し方。山梨県北杜市と長野県原村の物件はこう探そう!
さて、探し方についてですが、私たちがまず物件を探したのは通常のポータルサイト。
at homeや、yahoo不動産などで毎日来る日もくる日もチェックしていました。(今も探し中です!)
ただ、この方法だと全国から皆が検索できるので、競争率は非常に激しく、また、ポータルサイトに載せない物件もあるので、売り出し中の物件の一部だけしか探せないことになってしまいます。
ポータルサイトに載せる物件は、地元の不動産屋さんが店舗で掲載したけれど、うまく買い手がつかない場合の物件も多いようです。
なので、一足先に物件を確認するには、「地元の不動産家さんから”直接”情報を仕入れること」です。
不動産屋さんのホームページで情報を検索したり、または一度内見に行って、条件を話して案内してもらったり、そんな細かい努力?が必要です。
なぜなら、このあたりの八ヶ岳(北杜市や原村)の物件は、都会の住人にとって非常に人気があり、今まで見てきたように一定の物件は、「瞬間蒸発」してしまうから・・なんですね。売り手がすご〜く強い地域です。
アナログかもしれませんが、地元の不動産家さんから情報を仕入れるのが、一歩先を行く探し方かと思います。
あとは、「未公開物件」と謳っているサイトに片っ端から登録することも有りかもしれません。
パンダ君、頼むよ、いい家見つけてくれよ〜(涙)・・
八ヶ岳の物件探しは、スピーディーに、でも気長にいきましょう
いかがでしたでしょうか。独断と偏見による「八ヶ岳中古物件の最前線」をお送りしてみました。
不動産は高額ですし、一つ一つ同じ物件がない相対取引です。なので、自分の条件を洗い出して、気長に、でも「ピンとくる物件」があったら、すぐにかたわらにある電話をとって連絡が必要!
人気のあるものは、週末まで待っていたら瞬間蒸発する物件も本当に実在します。
時間がある方は、しばらく1ヶ月など現地に滞在して探す、というのもアリかもしれませんね。
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それでは、「これが人気物件のポイント」はまた次回続けて書いていこうと思いますので、またよかったらご覧くださいね!
今回だけでは書ききれません・・